七夕に想う

星たちが生まれる☆☆☆
星たちが生まれる☆☆☆

七夕の今日、東京の空は朝からしっとりと雨が降り続けた。

きっと天の川の水かさが増して、織姫と彦星の逢瀬は叶わなかったのだろう。

夜になると二人の涙がいっそう激しく音をたてて流れだした。

逢えなかった怒りと悲しみを湛えて・・・。

 

今夜の二人みたいに、強く望み合っても叶えられない願いがある。

どんなに何かを恨んだり、自分を責めてみても、結局

天のオハカライのままに全てを受け入れるしかない時がある。

ただ、ただ、ひとりであることを・・・。

 

 

いま、わたしはとても独り、ここにある。

独りは淋しくて、自由で、楽しくて、寂しい。

独りだから、逢いたい誰かを想うことができる。

 

でも、星と星が出逢うためには、互いに自ら光を発していなければ

その存在に気づけない。

 

私の内から放たれる光

それは自らを灯す光

私の道を照らす光

 

 

そんなひとつの星でありたいと想う七夕の夜

気づくと雨は止み、雲間から星々が瞬いている。

 

 

 

ターラはサンスクリット語で星という意味。

みんな自ら光り輝く星。その星と星が出逢うとき、どんな奇跡がおこるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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