夏の想ひで~2013年

岩手山ターラリトリート7/13~15
岩手山ターラリトリート7/13~15


 2013年、わたしの夏は岩手・岩手山を皮切りに福島・裏磐梯、北海道・洞爺湖と、北へ北へと向かう旅となりました。岩手は6年前訪れてからずっと心に残っていた場所でやっとここに帰ってこれたという想いがターラを踊るよろこびと重なり、感慨深いものとなりました。

 

今回岩手山がリトリートの地となったのは、私たちのターラダンスの先生であるフェリシティの東北への想いがあったからです。2011年の震災以来、オーストラリアから何ができるかと思い続けてきた彼女の気持ちを何か形にできればということで、盛岡に住むフェリシティの友人・シャニンの協力を得て今年になって岩手でのリトリートが実現しました。

 

 実際、岩手山の麓で岩手のみなさんとターラダンスを踊らせて頂き感じたのは、

なんと大自然の懐の深いことよ!!!ということでした。時に私たち人間は、自然にやさしくとか、地球を癒し・守らねばとか云うけれど、そんな私たちをこの大地のうえに抱いてくれているのは、他ならないこの地球、母なる大地そのものだということを、頭じゃなくって裸足になった私の足の裏は直感し、それが脳天まで電気のように一直線に昇っていきました。

 

 私たちが現代社会の恩恵を受けながらこの大地に生きるということは、母なる自然に大きな負担を与え続けている事実は簡単に変えることができないけれど、それでもなお私たちを黙って受け止め続けてくれている地球というなの母。その子供としてこの地に生を受けることができた私は本当に幸せものだと、ターラのマンダラのなかで、裏磐梯の森で、洞爺湖の湖畔で、感じ続けた夏でした。